マメルリハ 羽色の遺伝

書きかけだから、だいたいあってる筈だけど全面的に信じちゃだめー

かなり荒っぽい説明になります。

 

 

マメルリハの色変わり遺伝は、一部例外はあるんですが

多くが常染色体上の潜性(旧・劣性)遺伝です。

 

【2019.3追記】日本遺伝学会の提言で、優性劣性ではなく、顕性、潜性と言い換えようということになりました。「マメルリハの羽色遺伝の多くが潜性遺伝です」となります。

と、いわれてもバリバリ文系&四半世紀前の学生時の遠い記憶でやってるので、言葉間違えてたらごめんなさい。

 

 

生き物の多くが、染色体を2本一組で持っています。

これが1本ずつにほどけて分かれ、生殖細胞になります。

(正確に言うと減数分裂で作られるんですが、そこは割愛。)

お父さんとお母さんからDNAを1本ずつもらうでしょ、

それで2本ひと組揃った細胞になる。

 

潜性の因子はここで2つそろうと発動する。

 ♂ ブルー

♀ グリーン

 

の親ペアがいたとします。

これを簡単に記号表現しましょう。

グリーンを優性としてBB ブルーを劣性なので小文字でbb

 

雄の生殖細胞 b b

雌の生殖細胞 B B  

…絵、色が逆のほうが収まり良かったな(常染色体で性染色体ではないから、性別は関係しない遺伝なのだ)。

 

子供はそれぞれの親からどちらか1つずつをもらいます。

雄・お父さんから b

雌・お母さんから B。

 

子供たちは B b の組み合わせの遺伝情報を持っていることになります。

顕性のBがあるので、潜性のbは表現型(実際の羽色)に出てきません。

子供たちは グリーンspブルーとなります。

 

「sp」はSplit スプリット、の略でして、2つ揃わなかったから品種の特徴は出ないけれども、遺伝子を1つ隠し持ってる状態をあらわしています。(鳥飼い的にはspってよく使う表現なのだけど、本当の遺伝学だとどうなのかわからない)

これが雑種第一代、いわゆるF1。

では、この子世代どうしを組み合わせてみます。

(説明のための理論上です。実際は血縁ペアは理由なく組んでは駄目ですよ)

 

 グリーン(spブルー)

 

 グリーン(spブルー)

 

両方とも体色はグリーン、スプリットにブルー。

 

これを記号表記してみます。

グリーンを顕性としてBB ブルーが潜性で小文字でbb

グリーンでspブルーはBb、でしたね。

 

これが1本ずつに分かれて

雄の生殖細胞 B b

雌の生殖細胞 B b  

子供はそれぞれの親からどちらか1つずつをもらいます。

表組みしてみると

こんなパターンに分かれることがわかります。

このF1ペアからの子供達F2は理論上

 

BB グリーン(スプリットなし)25パーセント
Bb グリーン(spブルー) 50パーセント
bb ブルー  25パーセント
であらわれます。
    

色を決める因子が常染色体上にあるアメリカンやパステル、ファローやルチノーも

同じように考えてOKです。

 

もうひとつ実例(アメリカンホワイト)